『定番』になっていくもの。

おしゃれのお手本にしたいのは誰なんだろう…
そんなことを考えたことがありました。

それは、まだ製薬会社で仕事をしていたころ。
毎日、スーツを着てヒールを履いて出勤する。
必然と洋服もスーツのインナーに合うものばかりになっていって、
休みの日、「はて、何を着たらいいんだ?私らしさって?」と途方に暮れることも。

そんなとき頭に浮かんだのは、母の姿でした。

家族でお出かけ…そんなときは子供心にときめくぐらいとびっきりのおしゃれをするのです。
夏だったら、サマーワンピースにつばの大きな帽子。
冬は、ロングの細身のブーツをピシッと決めて。
そんな母が自慢でした。

大人になってから知ったのは、どれも母が20代の頃に選んだものばかりだったということ。
でも古くさい、という感じはまったくしないのです。
そして、教えてもらった思い出話。
「このブーツはね、はじめてひとりでパリに行ったときに買ったのよ」、
そう話しながらお手入れをする母。行ったことのない街の匂いを感じた気がしました。

今でも変わることなく、母を包むそれらは、間違いなく『定番』。
そんな愛おしいと思えるものをそばにおける母を、心からカッコいいなと思ったのです。

いつか、自分にも定番と呼べるものがあったら…

そんなときに出会ったのが、今週からはじまる企画展でご紹介する
アトリエマニスの洋服と、フォレストの靴。

マニス
シンゴスターさんで壁にかかっていた真っ赤な水玉のワンピースに一目ぼれ。
身につけてみて驚いたのは、サラリとした心地よさ。
そして、思ったより派手じゃない。

おばあちゃんになっても、こんなスカートが着たいと思ったのです。
それが、アトリエマニスとの出会いでした。

フォレスト

フォレストさんの靴と出会ったのもその頃。

どちらもその頃の私にとっては、いろんな意味で背伸びをしたお買い物でした。
でもそれが今。しっくりと来るようになって。
きっとこれからも大好きなままだろうと思うのです。

今回の企画展では、シンプルで、さりげない。
長く愛おしいと思えるようなお洋服と靴が並びます。
そして、身に付けた時の心地よさをぜひお試し頂けたらと思っています。

企画展は9/2-9/5まで。
9/4はどようび朝市も同時開催です。
ぜひお立ち寄りください。

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