【暮らしのコラム】よもぎのチカラ

こんにちは、お店スタッフのかわまたです。

来週には立冬を迎えますね。いよいよ冬がやってきます。
この季節は、鍋料理がおいしいですね。体もお部屋も温まる!美味しいに加えて、おまけに湿度も上がります。

さて今日は鍋の話…ではありません。
温まるものと言えば、以前のコラムでもご紹介しました「お灸」です。
遂に、手作りもぐさお灸にトライしました!

少し寒くなり始めた9月の終わりに、鍼灸院で開催されていたお灸教室に友人と参加し、初心者向けのもぐさ作り、そしてそのもぐさを使って生姜灸体験をしました。

よもぎから本当に綿のようなもぐさが出来るなんて、それは感動です。昔の人の知恵は何て素晴らしいのでしょう。

それを知ってしまった以上、自家製もぐさを作ってみたい!と思いました。ですが、肝心のよもぎがもう季節的に手に入らないなぁ…とつぶやいていると、「お風呂に入れようと思って天日干ししたよもぎあるよ」と父。天日干しまで済みとは、ナイスタイミング。

遠慮なく乾燥よもぎをもらい、防寒して自宅の庭でいざもぐさ作りに励むことに。

まずカラカラに乾燥したよもぎの硬い茎を取り除き、葉っぱをすり鉢に入れてひたすら擦ります。

細かいザルで振るうと粉々になった葉っぱや茎が下のボールに落ちて、ザルにはもぐさ部分が残ります。

これをひたすら繰り返し、繰り返し。腕の筋肉がぷるぷるするのを抑えながら、2セット擦りました。

そうして出来たのがこちら。
まるで海綿みたいにふわふわもぐさが仕上がりました。

まだまだ不純物が含まれていますが、お灸教室のものと同じくらいの完成度になったのでこのあたりで完成。さらに純度を上げると、黄色い綿部分だけになります。

ボールに溜まったよもぎの粉は、不織布パックに詰めて、よもぎ風呂として利用。(とてもお湯が柔らかくなりました)

お次は、手作りお灸にいよいよ点火。

生の生姜を3ミリくらいにスライスして水に浸したものを台座にします。

こんなかんじです。
お灸教室の時と、匂いがなんだか違うけれど、おおむねできたはずです。

じんわ~りとしっかり温まり、ほんのりと生姜の香り。
煙たいけど、大満足。

やはりモノ作りは本当に楽しいなぁ~と実感します。
野菜でも植物でも手作り小物でも、自分で作ってみて初めてわかることばかりです。

創作意欲が湧いてくる寒い季節。
さて次は何を作ろう。


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