-着る人から、物語がはじまる- Masnou design展

-着る人から、物語がはじまる-
Masnou design展
2026年1月14日(水)-1月25日(日)(19日,20(日)は定休日)

「一度身につけると、その魅力にときめきが止まらなくなる」
私のまわりで、ひそやかにそんな噂がささやかれている洋服ブランドがあります。
それが、Masnou design(マスノウデザイン)

デザイナーの奥田亜紀乃さんは、もともとテキスタイルデザインのご出身。
一見すると、とてもシンプルな白いシャツも、袖を通し、そっと触れてみると、思わず立ち止まってしまいます。

同じコットン100%、同じ白シャツでありながら、そこにはまったく異なる表情をもつ様々なシャツがあるのです。ひとつは、なめらかで、どこかシルクを思わせるような質感。もうひとつは、ほどよいハリ感があり、布そのものが美しく立ち上がる佇まい。


「本当に、コットンだけなんですか?」と尋ねると、奥田さんは少し誇らしそうに「そうなんです」と微笑みます。同じ素材でも、ここまで表情を変えられるのかと、新しいコレクションに触れるたび、素材への深い造詣に驚かされます。

マスノウデザインの服は、誰かの手に渡ってからが本当の始まり。

着ていくほど、洗っていくほどに、少しずつ風合いが育っていきます。普段の着方やお手入れの仕方によって、同じ服でもまったく違う表情になるから不思議です。

「自由に着てくださいね」
奥田さんがよく口にされるこの言葉には、決まりきった正解はなく、その一枚の先に広がる、さまざまな可能性を信じているまなざしを感じます。私たちスタッフも、お客様も、着るほどにその魅力にはまっていきました。

今回で3回目となる展示会では、シエスタ別注のコートをご用意しました。濃淡のあるボルドーを組み合わせたブロックチェック柄は、マスノウデザインオリジナルのテキスタイル。ひと目見た瞬間に、「大人のチェック」という言葉が浮かびます。

先日ご一緒した博多阪急の「おしゃれとおへそのお買い物展」でも、オシャレな店主のみなさんや、「おとなになったら着たい服」「暮らしのおへそ」の編集部の方々が、思わず「素敵」と声をこぼされていました。

糸質にこだわり、きゅっと目の詰まった生地なのに、ごわつかず、やわらかな手触り。お洗濯はご自宅ででき、洗うほどに質感のある風合いへと育っていくそうです。春と秋、季節を行き来しながら、さまざまな着こなしを楽しんでいただける一着です。

そして、もうひとつのおすすめが、手編みで仕立てられた、シンプルでゆったりとしたニット。着ると自然な立体感が生まれ、肩の力がすっと抜けるような、美しいシルエットに。あまりの素敵さに、今回の展示のため特別にお取り置きをお願いしたほど。シエスタのお客様に、ぜひ実際にご覧いただきたいと思っています。

展示会では、春夏コレクションの先行オーダーも承ります。(春夏のコレクションは、まだ一般に発表されていない特別な先行オーダー会なので、ブログやSNSに掲載することができません。とー-っても素敵なので、ぜひ足をお運びください。)


また、マスノウデザインのプレス・杉山育子さんも1月17日(土)、18日(日)在店くださいます。どんなふうに着ると素敵か、ほがらかな笑顔とともに教えてくださいます。お洋服のお話はもちろん、おしゃべりも楽しみに、ぜひお越しください。

オンラインショップでも一部作品をご紹介しますので、遠方の方もどうぞお楽しみに。


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