木曜日からはじまる播州織作家・玉木新雌(にいめ)さんのショール展。
今日は玉木さんのことをご紹介したいと思います。
もともと巻物が大好きで、1年を通して欠かせないアイテム。
彩ちゃんが好きだと思うよ、とお友達が教えてくれたのが玉木さんのショールでした。
札幌でお取扱いがないので、ネットショップでお取扱いがあるお店を探してみると、
とてもきれいな色と、やわらかそうな肌触り。
初夏のころに頼んだので、私にしては珍しくオレンジや水色などが入ったカラフルなものを選び、届くのを心待ちしていました。
私の手元に届いたそのショールは、さわってみてびっくり。
想像していたよりもずっとやわらかくて軽い。
白いシャツやTシャツに合わせたりして大活躍でした。
どんな方が作っているだろう…札幌でお取扱いさせていただけたら、
勇気をだしてご連絡したのが去年の秋のはじまり。
トントンとお話がすすみ、それから1週間後には、兵庫県西脇市に降り立っていました。
西脇市は、播州織という織物の産地。
お父さんが着ているようなYシャツや、ホテルのテーブルクロスなどが播州織。
目のしっかりした織り方ですが、玉木さんのつくるショールはその播州織をできるだけ柔らかくふわりとした風合いになるように織っているのです。
伝統的なその播州織に新しい風を吹き込んでいる玉木さん。
ガイアの夜明けで紹介された直後で、忙しい中快く「いらっしゃい」と迎えてくださった玉木さん。
玉木さんが向かい合うのは大きな力織機という機械。
ガシャン、ガシャン。
大きな音を立ててスタートする機械に、全身で向かい合って生地が織られていきます。
出来上がったばかりの生地はノリが効いていてピンとしているのですが、
それを洗いにかけると、ふわふわの私の手元に届いたショールが出来上がります。
工房の前では、洗われたばかりのショールが風にふわっと揺れていました。
「耳の部分は切り落としてきれいに処理することもできるけれど、
残すと自然なフリンジになってかわいいでしょ」
そう笑う玉木さんがとっても印象的でした。
伝統的な技術と、新しい感覚が合わさって生まれる玉木さんの作品。
同じ年ということもあって、とても楽しいひと時でした。
(玉木さんのHPから画像をお借りしました)
今回の企画展では、札幌の美しい季節に合うよう、きれいな色味のものをたくさんお願いしています。
(明日届くのでわたしも楽しみです!!)
サイズは中判(¥6,300)と大判(¥12,600)の2種類をご用意してお待ちしております。
これからの季節、ふわっと包み込んでくれる玉木さんのショールをご覧ください。
玉木新雌 ショール展
5月16日~5月19日 12時~18時(最終日は17時まで)
※通常と営業日・営業時間が異なります。
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