【15周年記念】夫婦で円満のコツとは?(トークライブvol.2ダイジェスト)

みなさん、こんにちは。ライターの佐藤です。
かたときも目が離せないSAVON de SIESTA≪15周年記念企画》
8月に入ってから、15周年記念特製トートバックのプレゼントや
すべての参加者の方にプレゼントが当たるアンケート企画、
オンライントークライブ&音楽ライブなど、楽しい企画が盛りだくさんです!

▼詳しくはこちら
15周年特設サイト

さて、今回のブログも前回に引き続き、
トークイベントのレポート記事をお届けします。

▼前回のブログはこちら
15周年記念トークライブvol.1のレビュー記事

SAVON de SIESTA≪15周年記念企画トークイベント≫

7月に入ってから
創業者であるツケシバアヤコさんとオットのヒロユキさんが、
初めて挑戦するオンライントークライブを配信しています。
全4回シリーズは、現在、第2回まで終了しており、
そのアーカイブ動画は、YouTubeでもご覧いただけます。

▼こちら
SAVON de SIESTA15周年記念トークライブ

ツケシバ夫妻が、創業までの道のりをたっぷりと語った
第1回の夫婦トークに続いて、2回目からはスペシャルゲストが登場!
東京からライターの一田憲子(いちだ・のりこ)さんが話の輪に加わり、
進行役も務めてくれました。

SAVON de SIESTAを二人三脚でつくりあげてきたツケシバ夫妻が
家庭も仕事もともにする日々のなかで重ねてきた工夫や、
このふたりだから実現できたブランドの魅力について、
一田さんが深く、ときにはユーモアも交えて問いかける3人トークは必読!

それでは当日の模様を、一緒に見てまいりましょう!

●第2回 家でも職場でもいつも一緒《夫婦で仕事する》ということ
ツケシバアヤコ×オット×スペシャルゲスト(ライター一田憲子さん)

「夫婦で職場も一緒って大変じゃないですか?」

2005年にSAVON de SIESTAを創業してから現在にいたるまで、
家庭も職場も共有しているツケシバ夫妻は、
幾度となく、こう聞かれてきました。

無論、その道のりは平坦なときばかりではありませんでしたが、
《夫婦だからよかったこと、実現できたこと》がたくさんあったことも、
また事実です。
けれども、そのへんのことを当人同士で話すのはちょっとハズカシイ……。
というわけで、ツケシバ夫妻が助力を求めた方が、
敬愛するライターの一田憲子さん。
書籍づくりと雑誌づくりの両方で活躍されている
フリーランスのライター・編集者です。

2016年11月からご自身で始めたホームページ
外の音(ね)、内の香(か)」も大人気!

「ココロがホッとするひとときを贈る」というコンセプトを掲げる
SAVON de SIESTAとも通じる、
心地よい暮らしを送るためのヒントを教えてくれる記事が満載です。

さて、本番当日の7月26日(日)、ZOOMを使ったトークが始まると、
最初にアヤコさんが、一田さんご本人の登場に先駆けて
一田さんが編集ディレクターを務める雑誌『くらしのおへそ』を
視聴者のみなさんに紹介しました。


(写真:暮らしのおへそ)掲載誌

「その人だけがもつ習慣、その人の根っこをつくるもの」を「おへそ」と名づけ、
個性豊かな方々の「おへそ」を紹介する『暮らしのおへそ』は、年2回発行。
アヤコさんも2016年1月30日に発売された21号で紹介されています。

そして後日、今度はオットのヒロユキさんも
別の企画で一田さんから取材を受けることになり、その内容は、
『キッチンで読むビジネスのはなし 11人の社長に聞いた仕事とお金のこと』(KADOKAWA)で読むことができます。

このように、ご夫婦ひとりずつにお話を深く聞いて記事にする、という例は
一田さんの長いキャリアのなかでも「レアケース」とのこと。
多種多彩な方々にインタビューをしてきた一田さんにとっても
ツケシバ夫妻は気になる存在だったのではないでしょうか。

その一方で、こちらも実は、『暮らしのおへそ』の取材を受ける以前から、
一田さんのファンだったというアヤコさん。
書店で見かけた一田さんのエッセイ『彼女たちの年齢革命』(主婦と生活社)の
冒頭に書かれた「はじめに」を読んで、大きく心を揺さぶられたといいます。

+++++++++++++++
はじめに

子どもの頃、四十歳はおばさんだと思っていた。
おばさんは、何でも知っている大人だと思っていた。
そして今、自分が四十歳になってみると
まだまだ知らないことがたくさんある。
体は確かに大人なのに、心は大人になりきれなくて
まだまだ道の途中だと感じてしまう。
一田憲子著『彼女たちの年齢革命』より抜粋
+++++++++++++++

「この本にはわたしが知りたかったことがすべて書いてあり、これを読んだあともいつも、一田さんの文章に勇気づけられてきました。今回の15周年企画で、こうして一緒にトークイベントができて本当に幸せです。これをご覧のみなさんもきっと、一田さんのお話からいろんなヒントが見つかると思います」

という導入を経て、このあとは
ツケシバ夫妻と、そのよき理解者である一田さんの3人が
ZOOM画面に登場してトークがスタート!
《夫婦で仕事する》ってどういうこと? に迫ります。

一田さんからの最初の質問は「おふたりのそもそもの違い」について。

第1回の夫婦トークにあったとおり、学生時代からつきあっていたツケシバ夫妻ですが、結婚後はお互いの実家の行き来を通して、育ってきた環境の違いに気づきはじめます。
実家が自営業を営むツケシバファミリーの食卓にはじめて同席したアヤコさんは「ごはんを食べながらバンバン仕事の話が入ってくる」せわしなさに衝撃を受け、逆にヒロユキさんは、アヤコさんの実家で目撃した、ゆったりと時間をかけて食事や会話を楽しむ空間(おとうさんの仕事の話はゼロ!)に驚いたと語ります。

現在のツケシバ夫妻の食卓でも、ふとしたきっかけで仕事の話題がのぼることがありますが、それが長引きそうになると愛娘の里沙ちゃんから“バッテンマーク”が出ることも。
自分たちらしい食事の空間を築いているようです。

里沙ちゃんが生まれた2011年は東日本大震災が起きた年。創業6年目のSAVON de SIESTAもその影響を受け、創業以来の転機を迎え、娘の出産後は夫婦の暮らしにも大きな変化が訪れます。

「出産後すぐに仕事に復帰しましたが、家事と仕事の両立がなかなか難しくて毎日がトライ&エラーのくり返し。主人もすごくよく手伝ってくれたと思いますが、それでもいろいろな面でやりくりが間に合いませんでした」
初めての育児体験に“イクメン”ぶりを発揮したヒロユキさんは、このときから、深夜まで仕事をすることを一切やめて夜9時就寝の生活に切り替え、それを現在も続けているそうです。

当日アヤコさんが紹介したかった絵本が、山本容子さん作・絵の『にちようび』(至光社)。「わたしの理想の家族像が描かれています」

次にツケシバ夫妻は15周年をふり返り、「一番心に残っている出来事」を発表します。
人とのふれあいを大切にするアヤコさんの答えは「お客様ひとりひとりとの出会いややりとりが一番の思い出です。シエスタの石鹸ですごく肌がよくなったとか、ココロがホッとする時間ができてありがとう、なんて逆にお礼をいっていただけると、なんて幸せな仕事なんだろうと感激します」

一方で、会社の成長過程を重視するヒロユキさんは、「2014年に直営店を現在の場所に移転したこと。妻は以前から、自分の目標を書き残す“人生の地図”を書いていて、それに“35歳のとき、路面店を出す。奥には工房があり、隣りはカフェ”と書いたとおりの夢がそのまま実現できて、驚きました。プレオープンのパーティーには100人を超える方々が来てくださって、スタッフがおもてなししながらみんなで移転を喜んだことが、とても印象に残っています。店からあふれるくらいのお花をいただいて、あとで近隣の方から“お花やさんができたのかと思った”と言われました」

この二人の回答を聞いた一田さん。
「アヤコさんは日々の営みのなかに小さな喜びを見つけ、ヒロユキさんはビジネスの視点で外からの評価にポイントを置いている。この、まったく違うおふたりが組み合わさっているからこそ、いいこともたくさんあるでしょうし、違うところに価値観を見出すおふたりだから大変なんじゃないかな、とも思います」。

さらに「家族みんなで、家でゆっくりごはんを食べたいなあ」と願うアヤコさんの素朴なつぶやきに対して「ということは会社をもっと成長させて、暮らしにゆとりができたらいい。会社に専門家を入れて……」と真剣にプランを考え始めるヒロユキさんの話に、一田さんは「アヤコさんは見ているところが“いま”で、ヒロユキさんは“未来”」と指摘。
「男女の脳の違いもあるようなので、そこは埋めようがないかもしれませんね」とやさしく受けとめます。

脳といえば、現在、ツケシバ夫妻がそろって勉強しているのが「ライフオーガナイザー」の資格です。日本ライフオーガナイザー協会認定の講師資格を持つ戸井由貴子さんのもとで学ぶ講習によると、ツケシバ夫妻は情報のインプットとアウトプットのときに使う「利き脳」が正反対(利き脳の違いによって整理収納や情報発信のアプローチが変わる、というのがライフオーガナイザーの特徴です)。

「わたしはインプットもアウトプットも利き脳が左脳という“プロセス重視の理論派”で、ツケシバさんはインプット・アウトプットともに利き脳が右脳という“結論が早い感覚派”。
これを知ったときに、“なんだ、ふたりともそもそもの考え方が違ったんだ”と、ストンと腑に落ちました」。

そこに気づくと、たとえば「食器を洗って、と頼んでも洗ってくれない」問題も考え方が変わった、とアヤコさんは言葉を続けます。
「どうして洗ってくれないんだろうと彼ばかりを責めるんじゃなくて、食洗機があればいい。結局、わたしはオットに家事をやってほしいんじゃなくて、家族みんなでゴキゲンで暮らしたかったんだなと思いました」。

このアヤコさんのひと皮むけた回答には、一田さんもうなります。
「そこを分析できるのがアヤコさんのすごいところ!普通は、わたしを含め、全部オットのせいだと考えて、そこからなかなか抜け出せません(笑)」。

「ヒロユキさんはどうですか?」という一田さんからの問いかけにツケシバさんの回答は、「ぼくは夫婦は鏡だと思っていて、なにかトラブルがあってもそこからきっと、また新しいことを学べると思っています。妻に対して“なんでできないんだろう”と思ったことがあっても、よく考えるとそれは、自分ができないから妻にやってほしいと勝手に期待していたこと。なんだ、原因は自分だったんだ、と省みています」。

利き脳を糸口に新しい理解を深め、互いを鏡とするツケシバ夫妻。
家庭も仕事も二人三脚のヒントを垣間みた気がします。

約1時間のトークライブもそろそろ終盤になりました。
ここまで話を聞いてきた一田さんのツケシバ夫妻評は「おふたりは会うたびにすごく“アップデート”されていて、どんどん進化していますよね。その進化がSAVON de SIESTAにも反映されているのかもしれませんね」。

アヤコさんが自分の肌トラブルを解決するためにはじめた石鹸づくりから始まり、スキンケア製品や家庭雑貨、食品、暮らしの提案やイベント企画など、ライフスタイル全般に関わる活動へと広がってきたSAVON de SIESTAの道のりは、つねに「自分たちのつまずきをクリアしてきた」ツケシバ夫妻の成長の証し。
「おふたりがそれぞれ試行錯誤して、新しいものを発見して進んでいく。その進化が家庭と仕事で同時進行していくお話を聞くのがすごくおもしろい。今日はわたしが、おふたりから目が離せない理由がわかった気がします」。

その言葉通り、一田さんは2016年の『暮らしのおへそ』取材から3年経った昨年、アヤコさんに今度は「夫婦」をテーマにした取材を行い、アヤコさんの話を含めた著書が、2020年10月に刊行されるそうです。
いろいろなカタチをまとった夫婦のありようが読める一田さんの新刊、手に取るのが待ち遠しいですね!

以上が、
SAVON de SIESTA≪15周年記念企画トークイベント≫の第2回、
家でも職場でもいつも一緒《夫婦で仕事する》ということ
ツケシバアヤコ×オット×スペシャルゲスト(ライター一田憲子さん)
のダイジェストです。

ツケシバ夫妻をよく知る一田さんだからこそ盛り上がった質問
(「イラっとすることは、ないんですか?」)とその回答や、
「10年間自分のことはあとまわしだった」アヤコさんが最近ハマっていることなど
ここに書ききれなかった話題はぜひ、
YouTubeのアーカイブ動画でお楽しみください!




さあ、いよいよ明日(8月9日)の第3回トークライブも、
定員まで残りわずかとなりました。テーマは《夢の叶え方》!
15年前に“想い”以外は何もなかったSAVON de SIESTAが、
いかにしてその“想い”をかたちにして、夢を実現することができたのか?
その方法が明かされます。

●第3回 誰もが《夢を叶える》ことができる!人生の地図について
ツケシバアヤコ×オット×スペシャルゲスト(space1-15プロデューサー 堤ひろたつさん)
日時:2020年8月9日(日)11:0-11:45→予約受付中

そして、トークライブ最終回のスペシャルゲストは、
ツケシバ夫妻と同じく、家庭も仕事も共有しながら
今や日本を代表するイベント企画会社となった、
手紙社の北島勲さん・渡辺洋子さんのおふたりです。

どんなお話が飛び出すのか、楽しみな夫婦対談、ふるってご応募くださいね!

●第4回 これからわたしたちは、何を目指すのか?
ツケシバアヤコ×オット×スペシャルゲスト(手紙社 北島夫妻)
日時:2020年8月22日(土)11:00-11:45→近日予約受付開始予定

◆執筆担当者紹介◆

佐藤優子(フリーライター)。札幌育ち。市内の求人情報誌で編集・取材・執筆の基本を覚えて、独立。北海道のものづくりや書店・出版社を応援。伊丹十三と翻訳家の岸本佐知子さんのエッセイ、野田秀樹の芝居が大好き。文章も暮らしも「むずかしいことをやさしく」(by井上ひさし)でいきたいです。

★お知らせ★

15周年特設記念サイトができました!詳しくはこちらもあわせてチェックしてみてくださいね。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)