【暮らしのコラム】愛着のある物を長く大切に使う

こんにちは。お店スタッフの荒木です。

札幌も外を見ると陽射しがキラキラしている日が多くなり、
そんな景色を見ていると、なんだか気持ちも明るくなりますね。

冬から春へと季節が変わっていくのを感じながら、
最近の私は家時間を少しづつ利用して「ダーニング」をしています。

「ダーニング」という言葉、聞き慣れない方が多いと思います。
「ダーニング」とは、イギリスの伝統的な修繕技術で、
簡単に言うと日本で言う「カケハギ」です。
穴が開いた靴下やシャツ、セーターをお直しする方法なのです。

私は足元が冷えるので、冬は厚手のウールの靴下を愛用しているのですが、
すぐにかかとに穴が開いてしまいます。
ウールの靴下は編み模様も凝っていて、どれもお気に入り。
捨てることができない靴下がいつのまにか引き出しにいっぱい!

そんな時に本屋で目にした「暮しの手帖84号」。
表紙の゙くつしたのお直じという文字にくぎ付けに。
「そうそう、お直しできたら、また履くことができる!」と嬉しくなりました。

やってみたら、楽しくて楽しくて。

毛糸は家にあった物なので、靴下の色と全然合っていないのですが、
それがかえって可愛かったり。
30分から1時間で完成するので、集中も切れず、
達成感もあり、良い気分転換になるのです。

桜が咲く頃には、かごいっぱいの穴の開いた靴下や手袋が、ダーニングされて、
誇らしげに次の冬の出番を待つ状態にできたら良いなぁとちくちくする日々なのです。

「ダーニング」に出会えて、愛着のある物を、自分で直しながら
長く大切に使うことの幸せを感じることができました。


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