割れてしまった器を直す方法に漆を使う昔ながらの方法があります。
今朝の連ドラ「おひさま」でも主人公の陽子のだんなさんが、
時々この『漆継(うるしつぎ)』をやっています。
昔から日本に伝わる伝統的な方法。
器がとても好きで、本当なら割らずに使うのが一番だと思うのだけれど、
なんせ根っからのおっちょこちょい。
「ガチャーンッ」としてしまった器も…(涙)
接着剤ではなく、なにかほかの方法で直せないのかな?と調べていた時に、
見つけたのがこの漆継でした。
仕上げに金や銀をまくと「金継・銀継」とも言われます。
学生の時に知った漆継。
残念ながら北海道には教えてくださる方がいらっしゃらなくて、
どうしたものかなーと長年思っていました。
40歳までに漆継ができるようになる!が、30歳の時に立てた目標のひとつだったのです。
そんなときに、石鹸を置いて頂いているin-kyoさんで、
「お教室があるよ」と教えてくださった店主の中川ちえさん。
頑張るしかない!と、去年、4か月ほどかけて、2週間おきに東京へ行って習ってきました。
ものすごーく時間はかかるけれど、一生使えるこの技術。
本当に習いに行って、よかったなぁと思っています。
それ以来、ちょこちょこと器を直しています。
教えてくださったのは、櫛谷明日香さん。
漆作品のかんざしなどを以前から見ていて素敵だなぁと思っていた作家の方でした。
合成物の入ったものを使う漆継風もある中、
漆・小麦粉・粘土など自然素材だけをを使って本当に漆継を丁寧に教えてくださりました。
そして今回、札幌でもお教室ができたらいいですね!とお話をしていたのが、
実現することとなりました。
3日間、集中して一気に教えていただきます。
もはやワークショップの域を超えて修行っぽいかも(笑)
でもなかなかない機会ですし、本当に一生モノ。
【日時】10月8日(土)~10月10日(月・祝日) 10時半~16時半
※3日間連続のお教室です。
※午前と午後の間に、1時間ほどお昼休憩をとります。
※お昼は各自ご持参もしくは、近くのお店で召し上がってください。
【参加費】27,000円
【お申込み方法】
9/15・13時からご予約を開始します。こちらのページまたは
お電話(tel:011-215-5288(木~土))・店頭にてお申し込みください。
また今回は、時間の関係上、漆継までになりますが、
金・銀などを使った方法も口頭ですが教えて頂こうと思っています。
(基本の漆継まで出来れば、金などを使う方法などもすんなり入ってきますよー)
櫛谷先生の旦那様も、漆芸作家・宮下智吉さん。
今回のお教室には、宮下さんが作ってくださった漆継お道具箱もつきます。
これが…目からうろこの便利さ、そしてかわいさ。
蓋が作業台になっているので、おうちで漆継をするときにも便利です。
時間もお値段もながいお教室ですので、ご不明な点がありましたら、
お気軽にお問い合わせください。