明後日からはじまる木の器展。
初めての器に関する展示なので、みなさんに楽しんで頂けるかなとドキドキしています。
今回、渡邊さんにワークショップをしていただけることが決まった時、
作るだけでけではなく、お客様に実際に使って頂いたり、
作品を見て頂きたい!と思ったのです。
スタートがワークショップでしたので、作品の販売は受注会とさせていただきました。
展示終了後の製作、お渡しが来年の春頃とお時間を頂きますが、ご了承ください。
私がはじめて渡邊さんの作品を使ったのは茨城のシンゴスターさんでのイベントでのこと。
京都のユーゲさんというカフェの水餃子に、添えられていたのが渡邊さんのレンゲ。
(過去の日記を読み返したら、もう6年も前!びっくりー)
「木のレンゲ」を使ったのはそのときがはじめてでした。
それまでレンゲと言えばラーメンやお蕎麦の時にしか使わない道具というイメージ。
また木のカトラリーは、口にあたる部分が厚く使いにくい、そんなイメージだったのです。
何の気なしにぱくりとひと口。
レンゲの口にあたる部分が薄く滑らかで、つるりと水餃子が口の中に。
また熱々のスープが、そのままの温度でコクリ。
ユーゲさんのおいしいメニューが、渡邊さんの道具を通して
さらにおいしさを増した気がしたのです。
熱を伝えにくいうえ、空気をたくさん含んでいるので
急に熱くなったり冷たくなったりしない、木の持つ力と、
そして、渡邊さんの無駄を省いたシンプルで、熟考されたデザイン。
秋のはじまりの気持ちのいい青空の景色と共に、『レンゲ&木のカトラリー』に対する想いがガラリと変わった感動。小さな事かもしれないけれど、「なんだか嬉しいなー」という想いが胸に残った1日になりました。
そんな自分の経験から渡邊さんの器でお食事をする機会をどうしても作りたかったのです。
力を貸してくれたのは、たべるとくらしの研究所の明子さん。
渡邉さんの著書『木でつくる小さな食器』には、
あんざい果樹園の木で作ったスプーンのお話が書かれていて、プライベートでも仲良し。
明子さんにご相談をしたところ、快く引き受けてくださいました。
13日~15日は、たべるとくらしの研究所でスープとパンのメニューを頂くことが出来ます。
やっと札幌も涼しくなってきました。
スープでおなかをほっこりと温めて、それからお散歩も兼ねて市電に乗りつつ、
シエスタラボでお越しいただけたらいいなーと思っています。
たべるとくらしの研究所
札幌市中央区南9条西11丁目3-12 11:00-17:00
今回のDMに使った写真。
パンやスコーンは、たべるとくらしの研究所で作られているもの。
「木のお皿もいいんだけど…その上のものも気になるんだよねー」
お店で何度もみなさんから聞いた言葉(笑)
期間中、パン・スコーン・ブラウニー、そしてジャムをシエスタラボでも販売いたします。
パンは毎日限定20個ですが、焼き立てのものを届けて頂くことになっています。
明日の午後、渡邊さんから作品が届きます。
ディスプレイが終わりましたら、また作品をご紹介したいと思います。
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シエスタラボでの渡邊さんのワークショップは定員になりましたが、
14日にたべるとくらしの研究所で開かれるバターナイフ作りは若干ご予約頂けるそうです。
詳細はこちらのページをご覧ください。
(明子さんの日記を読むと、バターナイフ作りたくなってしまいます…)