Siesta Blog | 芸術の森での篠山紀信展

こんばんは、ツケシバ（オット）です。
先週の企画展『玉木新雌　初夏のショール展』では、たくさんの方のご来場ありがとうございました。
今回で3回目の玉木さんの企画展でしたが、毎回、本当にものすごい人気でビックリしてしまいます。私もまた新しくショールを1本、妻はスカート、娘は初めての自分用のショール、そして、義母はずいぶんたくさんのショールを買いました。スタッフも何本か購入したので、自分たちだけでも相当買ったことに・・・
これからの季節を過ごすのにピッタリなショールが新調でき、外出がますます楽しくなりそうです。

来週は、オンラインショップでも玉木さんのショールを販売する予定ですので、お店に来られなかったという方も、どうぞお楽しみにくださいね。
さて、早速、新調したショールを巻いてこの前の日曜日に出掛けたのは、札幌芸術の森。開催中の『篠山紀信展　写真力』を観に行ってきました。

何ともすごい衝撃でした。
文章では表現し難い写真の力を感じ、写真が撮影された時代の力を感じ、写真の中の人物の力を感じました。まさに写真力。まだ足を運ばれていない方は、是非ご覧になられたら良いと思います。
ちょっと思い出話になりますが・・・
今回観てきた写真の足元に及ぶべくもありませんが、私は写真がとても好きで、10年以上前、学生時代に、毎月1000枚以上の写真を撮っていたこともありました。
ほとんどがモノクロ写真。そして、撮影していたのは私が生まれたころにつくられたアンティークカメラ。オリンパスの『PEN』やニコンの『NIKOMART』、キャノンの『CANONET』、コニカの二眼レフ『コニカフレックス』など。一枚の写真を撮るのに照度を測定して露出を計算し、絞りとシャッター速度を調整して、ピントを合わせ「カシャッ」と機械仕掛けでシャッターを押すタイプの古いものです。フィルム1本で数十枚撮り、現像して、写真に焼いて、アルバムに閉じる。今考えると、写真撮影は本当に贅沢だったな、と思います。その分、手間ひまかけて切り取った写真の画にも深い思い出と愛着が残ったような気もしていました。
ちょうどインターネットの黎明期だった当時、写真のギャラリーのホームページをつくり、一枚ずつスキャナーで取り込んだ写真をフォトレタッチソフトで加工した作品のオンラインギャラリーを運営していました。すると、それが20年ほどお会いしていなかった遠い親戚の目に触れて連絡をいただき、私が生まれる前に亡くなった祖父の思い出話を教えてもらったというエピソードがあります。実は、そのホームページに影響を受けて妻（当時は結婚していませんが）がはじめたのが『Siesta』という日記のホームページ。何を隠そう（隠すつもりはありませんが、笑）、それがこのSavon de Siestaの原点です。妻が『石鹸屋』になることを決意した時、その日記の世界観を表現した石鹸にしたくて『Savon de Siesta』という名前を付けました。そんなことを懐かしく思い出しました。
当時、手間ひまかけて撮影した写真のうちの何枚かは、今でも心に焼き付いています。Savon de Siestaの製品はもしかすると、こうした私の写真体験が元になっていると感じることがあります。ひとつずつ手間ひまかけて、出来る限り機械に頼らず手づくりにこだわる。このようにできた製品だからこそ、自分たちの思い入れが深くなるし愛着がわきます。そんな製品がお客様の手に渡ることで、私たちとお客様の良縁をつないでくれることになる筈、と願っています。
こうしたことを改めて想い、最近はデジタルカメラやiPhoneしか使わなくなりましたが、また時間をかけて昔のカメラで銀塩写真を撮ってみたくなりました。被写体は娘ですね、きっと・・・笑。
最後に、話は全く変わりますが、今晩21時より、初夏の限定ミントシリーズの最後のひとつ、オリジナルブレンド精油（シトラスミント）が発売になります。

暑いときに、ほんのひとしずく。
体感温度を4℃下げてくれるミントと、清涼感を感じ空気をきれいにしてくれるレモンをブレンドしました。
今年の夏は、アロマの力を借りて、涼しく過ごしてみませんか？
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(これからの予定)

6/18〜6/23　nuriキャンドル展
夏至にあわせて、素敵な展示会を。京都で製作をされているキャンドル作家・nuriさんの個展を開きます。シエスタラボオープン当初に、京都展を開催したことがあり、その時もお店に作品を並べていただきました。いつかnuriさんの個展をできたら…という願いがかなった今年。時には電気を消して、キャンドルの灯りでゆっくりしてみませんか？ワークショップもご予約受付中です。