1月30日に発売した『暮らしのおへそ vol.21』に、妻（SAVON de SIESTA 代表の附柴彩子）をご紹介いただきました。

暮らしのおへそ、というこの雑誌のタイトルに隠された想いとは？というと、誰かの『おへそ（＝習慣）』には 自分の『くらし』が変わるヒントが たくさん詰まっています。と、いうことだそうです。

SAVON de SIESTAと同じく、この雑誌も10周年を終えて11周年目、その記念すべき号に掲載いただきましたことに、ご縁を感じ、深く感謝いたしました。

今回のテーマは、『習慣には、明日を変える力がある』。SAVON de SIESTAの紹介というよりも、附柴彩子個人の暮らし方、日常生活とその習慣についてご紹介していただいた内容です。

今からもう十数年前のこと。妻は学生時代、北海道大学大学院（理学研究科）の研究室の同僚と一緒に初めて石鹸をつくりました。

もともと肌が弱く、市販の化粧品では肌荒れを繰り返していたことから、化粧品にはこだわるようになりました。ある時、ふと手にした手作り石鹸の本を見て、作ってみようと思ったのがそのきっかけでした。

化学実験には慣れていた同僚と一緒に楽しく作った石鹸が、彼女の肌にはとても良く合いました。それと同時に、石鹸作りそのものも楽しく、そして、出来上がった石鹸を知人にプレゼントするのも楽しみになりました。

就職して京都で多忙な日々を送っていた際、仕事から帰ってきて、自分の作った石鹸で洗顔するひとときが、オンからオフに気持ちを切り替えるココロがホッとする1日で一番大切な時間となったそうです。そして、朝、出勤前に洗顔をすることで、今日も一日頑張ろう！とオフからオンに気持ちを切り替えることもできたと言います。

休みの日になると、石鹸作りを楽しみ、遠く離れた友人や親族に手紙とともに石鹸を送り、ありがとうという手紙や電話（ときにはメール）を楽しみに待つ。気が付けば、それを生涯の仕事にしよう、と本気で思うようになりました。そして、彼女は仕事を辞め、札幌で会社をつくった私と結婚して、生涯の仕事を決断したのが2005年のことです。

あれから10年以上たって、今のSAVON de SIESTAがあります。

これまで、TVや雑誌、新聞などで、わたしたちの商品のことや、会社のことについて、あるいは人物についても紹介されることはありましたが、この活動の根底にあった、私生活のことを紹介されたのは、もしかすると今回が初めてかもしれません。

家での暮らし方、食卓、娘と過ごすひと時、机の前に貼ったメモや手帳の中身まで取材を受けました。私も、娘も、ちらっと参加しました。

何と！キッチンの引き出しや冷蔵庫の中、書斎の机の引き出しの中、カバンの中身まで取材を受けたほどです…本当にすごい雑誌ですね。笑。

習慣には、明日を変える力がある。まさに、その通りだと思います。

10年間、SAVON de SIESTAを続けることができたのは、お客様に恵まれ、良いスタッフやお取引先様に恵まれたからということは間違いありません。しかしながら、もともと経験もあまりなく始めた力不足のわたくしたちには初めてのことの連続で、少なからず困難を経験した時期もありました。それでも、少しずつ成長しながらやり続けることができた背景には、やはり日常生活や日々のちょっとした心掛けなども、大切な要素の1つだったと思い返しています。今回は、そんな、普段はなかなか公開することのないプライベートな面をご紹介いただきました。

実は、オットである私自身、妻の目標達成力には脱帽するところがあります。

彼女は、27歳の時に『石鹸屋』になることを決断して、その2年後に『人生の地図』というのを私と一緒に作りました。

そこには、30歳でショップをオープンさせ、35歳で売り場から工房の見える路面店をつくり、40歳ではSAVON de SIESTAを『お客様もスタッフもいつもニコニコみんなが幸せになれる会社にする』というように書きました。ちょうど昨年、その『人生の地図』を見直すことがあったのですが、書いたとおりに実現していることに気が付き、本当にびっくりしました。40歳まではあと2年あまり、今、まさに目標に向かっている最中です。

こんな彼女が日常的に気をつけていることや日々の習慣が、皆様の明日を変える力として、お役にたてればと思います。

今回の号には、昨年のクリスマスリースをはじめ、何度かご一緒させていただいているikanikaの平井かずみさん、月刊シエスタ通信でもご紹介させていただいているSiesta Labo.近くのsabitaの吉田真弓さんの記事も掲載されています。

また、ライターの一田憲子さんの文章が、本当に素敵で、行間にさえ溢れるほどの愛を感じます。

全国の書店で好評発売中です。よろしければお手に取ってみてください。