今回下川に行ったのは５月。
モミの木も新芽が育つ新緑の美しい季節。
モミの葉を見ると、茶色い丸いものがたくさん。
最初は種？と思ったのだけど、小日向さんに聞くと、新芽だそう。
茶色ものが取れると現れるのが、鮮やかなイエローグリーンの小さな芽。
新芽の季節の精油は、他の季節のものに比べて
フレッシュな香りがすると教えてもらいました。
葉だけから抽出するのが『エクストラ・モミ精油』
葉と細い枝から抽出するのが『レギュラー・モミ精油』
今回私たちが抽出するのは『レギュラー』タイプ。
枝も入るので新芽のフレッシュな香りに、ウッディーな香りもプラスされるそう。

２時間後。
窯の蓋を開けます。
モクモク〜っとすごい水蒸気。
どんな風に精油が採れているんだろう？！
興味シンシンで、窯の後ろへ。

蓋を開けると。
びっくり！！
スタート前は空っぽだったタンクに、水が並々と。
「おぉ〜！！」と全員声をあげてしまいました。
でもどれが精油で、どれが芳香蒸留水か分からない…

渡されたのは、金属のコップ。
水面の上をそ〜っと動かして、精油だけ分離して採るんです。
（精油は水より軽いので、上に層を作っているそう）
精油だけすくい取れるように、慎重に。慎重に。
なんだか金魚すくいを思い出します（笑）

こんな感じで精油と芳香蒸留水が採れます。
ある程度集まったら、席を移動して。
いよいよ瓶詰め。
完成まであと一歩！！

ついに精油が完成。
山に入って、モミの木を切るところから始まって、
蒸留も瓶詰めも自分達の手で出来た精油。
なんだか感動！！
そして精油はワインと同じように、香りが変わっていくことを教えてもらいました。
空気と触れさせることによって、まろやかな香りに変わっていくそう。
その期間、１年くらいの月日。
育てて行ってみようと思います♪
プレゼントが当たるvol.5へ続く