曽田耕さんの100bags展がはじまりました。
初日の昨日は、曽田さんも在店してくださっていました。
曽田さんのバッグ、本当に楽しい。
バッグを見るのに、こういう表現ってあまり使わないかもしれませんが、
「たのしい、おもしろい」という言葉がぴったり。
曽田さんと閉店後、一緒にお食事をしながら
「みなさん、楽しんでくださっていましたね」と嬉しくお話をしていました。
ご来店くださったみなさま、ありがとうございます。
今回、並んでいる作品をご紹介したいとおもいます。
100bags展ということで、定番の作品以外にも色々と並んでいます。
まずはラスカバンとφ24カゴ。
今回も、実物を見てみたかった!!という方が本当にたくさんのシリーズ。
編み編みの模様が印象的で、楽しい。
7ミリ近くある厚い革を濡らして柔らかくし、切れ込みをいれ、じっくりと引き伸ばしてつくるそう。
濡れた革が乾くと、また硬くなり、型崩れもほとんどしないのです。
ラスカバンは定番は2種類のサイズのみですが、今回は本当に色々な形が並んでいます。
φカゴを周ちゃんに持ってもらいました。
コロンとした底の形が特徴。
続いてPWカバン。
靴づくりからはじめてバッグへと展開した作品。
靴を作る中でたまる端材を、あれこれ試作を繰り返し、完成したそう。
この形は、ぜひお手に取って鏡の前に立ってみてください。
わぁ!とびっくりする可愛さです。
ヌメ革の中から覗く、青や緑のカラーが素敵。
曽田さんも15年ほど使っているというこちらのバッグでいらしていました。
飴色に変わり、ハッとする美しさでした。
わたしと神尾さんもとってもお気に入りのシリーズ。
CrPWシリーズ。
やはり端材をパッチワークした鞄。
持ってびっくりする軽さ。
こちらの肩掛けのデザインの鞄を使われている方が、昨日東京からご来店くださったのですが、
「くたりとやわらかくカラダに沿うように持てるので、本当につかやすいんです」、
と教えてくださいました。
そしてSPLTトート。
少ししか採れない厚みのある革を使い、真ん中から割いて作っています。
本体、持ち手を含め、縫い目や継ぎ目がひとつもなく、どうやって作っているのか、
上の動画を何度も見て、わかった時は、おぉーーー!とびっくり。
使い込んだ時の色味の変化が面白く、個人的に欲しいなぁと思っています。
実は、9月に東京まで行ったのも、このバッグを見てみたかったからなのでした。
がま口付きの「えっ?!」と笑っちゃう鞄もおります。
そしてがま口。
手のひらにすっぽりと収まるサイズ。木の実のようなころんとした形。
そのままで使っても、バッグにお手持ちの紐でつけてもお勧めです。
何を入れようかしら?、色の合わせはどうしようかしら?、想像するのが楽しい作品です。
そして今回、ディスプレイをするのに本当に力をかしてくださったBlueBirdさん。
実際に内袋を入れて使う様子をイメージしていただきたかったのです。
こんな形で、と伝えてから何度も試作をして作ってくださった内袋。
巾着、あづま袋、そしてシンプルな箱型。
内袋を変えるだけで、バッグの雰囲気も変わる、そんな様子もお伝えできています。
tamamiさん、hitomiさん、ありがとう!!
少しですが、内袋も一緒に販売しております。
(来年はBlueBirdさんの久しぶりの個展も予定しています。こちらもお楽しみに!!)
曽田さんの100bags展、土曜日と日曜日も開催しています。
土曜日は11時~19時、日曜日は11時~17時。
雪も降って、足元が悪い中ではありますが、どうぞお立ち寄りください。