明日から、Siesta Labo.では企画展『Forest shoemaker ずっと大切にしたい靴』がはじまります。
その前に、Forestさんの靴の愛用歴4年半になる私から、この靴の素晴らしさをお伝えしたいと思います。
1足目にオーダーしたのがこちら、ななめ紐の靴(ローカット)、色は濃いブラウンです。妻のとても熱心な勧めがあって、2010年にSiesta Labo.で開催したForest shoemakerさんの初めての企画展の時に注文し、約半年後に手元に届きました。ハイカットにするかしばらく迷ったのですが、シルエットの美しさよりも履いたり脱いだりしやすさをとってローカットにしました。
ワクワクしながら足を通した初日。確かにすごくはき心地は良かったのですが、まだ妻が熱意を込めて語った『感動するほど』の靴の素晴らしさまでは分かりませんでした。そして、2日目、3日目たち、あるとき「あれっ?」、と思い始めました。靴がだんだん足に馴染んでくる感じがとても心地よいのです。
最初の数週間は、履くたびに靴がだんだん良い感じになるのが実感できて、本当に楽しかったです。そして、1ヵ月もすると、無くてはならない存在になりました。
そして、こういうことだったのか…と思ったのです。ゆっくり、時間をかけてじんわりと、『本当に良い靴だ…』と感動しました。
それ以来、プライベートではもうForestさんの靴しか履いていないかもしれません。
Anonさんに、靴の磨き方もしっかり習いました。
まず、ブラシでほこりを払い、クリーナーで汚れを落とし、保湿クリームで革に潤いを与えてから、靴墨で磨き、最後にポリッシュで靴のつま先とかかとをピッカピカに磨き上げる。これを月に1回くらい丁寧に行い、ブラシ掛けは頻繁にする。
そうして、日々、大切にしています。
こちらは磨いたばかりの状態。つま先は、こんなに綺麗に輝きます(これは確か1年くらい履いたものです)。
※一番上の写真は、先日撮影したもの(4年半履いたものです)。
それまで、正しい靴の磨き方を知らなかったのですが、靴を磨くことがこんなに楽しいのか?とひとつ人生の楽しみを増やしました。それも、Forestさんの靴に出会ってからです。
2012年に、2度目の企画展を開催しました。その時には、2足目をオーダー。
確か、7か月ほど待ったのですが、待っている時間も楽しみで仕方なかったのをよく覚えています。
Forestさんの靴を履いた人は、まるで、生まれて初めて『履き心地の良い靴』に出会ったかのように、この靴のことを語ります。この私のように、妻も、シエスタのスタッフも、そしてお客様も。みんな、この靴のことを愛情を込めて語りたくなるのだと思います。そして、この感覚を分かち合えると、お互いに通じ合うものがあって嬉しくなります。
なので、もしも、まだこの靴を履いたことがない人がいたら、ぜひおススメしたいです(自社製品以上に強く推薦してしまっていますが…)。いつか、ぜひ、語り合いましょう!
ただし、オーダーをいただいてから靴が手元に届くまでには、少々お時間をいただきます。長野の工房で松下さんご夫妻が、一足一足時間をかけて手作りし、1ヵ月で30足しか作ることができないため、オーダーから1年ほどお待ちいただく必要があるのです。でも、きっと、届くまでの時間も、わくわくと楽しんでいただけることと思います。
今回の企画展を逃すと、札幌でForestさんの靴をご注文できる機会は、あと2年、もしかすると3年は無いかもしれません。ご興味のある方は、足を通すだけでも、お試しになってみてください。
スタッフも長年愛用しています(会期中は履いている筈です)ので、経年変化した靴の味わいも、ご覧いただけると思います。
企画展『Forest shoemaker ずっと大切にしたい靴』、いよいよ明日から始まります(~2/1)。
会期中、1月30日、31日は、作り手の松下彩さんが在店してくださいます。
それぞれの足にあわせて、丁寧に作るForestの靴。松下彩さんによるフィッティングのご予約を承ります。
ご希望の方は、こちらからご予約下さい。すでに埋まってしまっている回も多く、土曜日の最終回と日曜日の午後に若干の空きがあるのみとなりました。
ご希望の方は、お早めにご予約下さい。
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Forest shoemaker展 フィッティングご予約