15日から実店舗シエスタラボでは、ハチのマークの革製品KUROSAWAこと黒澤洋行さんの個展がはじまりました。
余分なものを省いたシンプルなデザインが特徴の黒澤さんのバッグやお財布。
どんな風に作られているのか知りたくて、千葉県茂原市にある工房を訪ねました。
大きな窓から豊かな緑が見える空間。
キレイに整頓された作品作りの道具たち。
空気がやさしく澄みわたった、本当に気持ちの良い場所でした。
黒澤さんの作品は、
昔ながらの足踏みミシンそして、丁寧な手縫いを施して作られています。
トレードマークのハチの刺繍は、黒澤さんが自ら鹿の革を割いてつくった「鹿糸」と
ミツロウでコーティングされた糸の手刺繍。
革を編んでつくられるバッグ。
遠くからみるとまるで白樺のかごのよう。
作る工程の写真を、黒澤さんからお借りしました。
ヌメ革をかっとして、のりづけをしひとつひとつ綿棒を使ってたたんでいきます。
畳んだらしっかりと乾かして…
クリップで留めながら少しずつきつく編み込んでいきます。
バランスの良い形にするため、何度もゆるめたりひっぱたり。
丁寧な手作業。
取っ手を編んでつけ、白い鹿革の糸で一目一目塗っていきます。
出来上がるのには、とても時間がかかるそう。
今回もぎりぎりまで制作をしてくださり、
できたての編みバッグがシエスタラボに並んでいます。
黒澤さんの作品は、基本的にはその場でお渡しをさせていただいていますが、
一部会期終了後のもの、またお時間を頂いて製作をするものもありますので、
スタッフまでお気軽にお声掛けください。
18日は、黒澤さんご夫婦が終日在店してくださっています。
ぜひお立ち寄りください。
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お米農家やまざきさんの米粉(白米・玄米)が入荷しました。