個人的に神社にお参りに行くのがとても好きで、
北海道神宮や、お店のすぐ近くの三吉神社、そして旅先でもお参りに行きます。
いにしえから脈々とある場にいくと、
気持ちがすっと落ち着き、心に静寂が訪れ、浄化されるような気がします。
それと同じような、穏やかさを心にもたらしてくれる気がするのが、
今、シエスタラボで展示をしてくださっている谷内亮太さんのアクセサリー。
鳥や魚、花などの動植物、また、月や星など宇宙が織りなす森羅万象は、
網の目のようにつながって影響しあっています。
でも日々の忙しさの中で、目の前のことに追われ、
私たちもその雄大でおおらかな世界の一部であることをつい忘れがちな現代。
谷内さんは、京都の工房でじっくりと宇宙との繋がり、太古の昔から未来への連鎖、
そういったものを感じたり、想像しながら作品を作られています。
素晴らしい作品が、シエスタラボに並びました。
月の満ち欠けがひとつの輪として表現されたリング。
時間をかけて少しずつ変化していく月の様子。
つける向きによって、月齢が変化していきます。
満月から新月まで、美しい月の移り変わりを感じられ、
ふと夜空を見上げたくなります。
お客様が「宮沢賢治や神話を思い浮かべる」とおっしゃったのが印象的な、星座のブローチ。
カシオペア座やひしゃく星に、真珠を沿えて。
今回の展示のタイトル「七月のあさつゆ」を思い浮かべながら作ってくださったブローチ。
丁寧な手仕事の美しさにため息がこぼれます。
野原で花を摘み、花冠に仕立てたような花の輪のブローチ。
耳飾りや指環もあり、さりげない華やぎをプラスしてくれます。
アクセサリーは装飾品であると共に、人が願いを込める入れ物としても存在していると考え、
手にしてくださった方の想いが入って初めて完成すると、谷内さん。
身につけて目に入ったとき、ふと触れたとき。
心に穏やかさをもたらす、それぞれの想いや物語を込めたおまもりのような作品。
今回の展示会が、そんな作品に出会う機会になれば、
私たちもとても嬉しいです。
明日7/6(土)は谷内亮太さんが在店して、オーダー会を開いてくださいます。
例えば、お好きなネックレスのお花部分のモチーフを選んだり…
ご予約不要ですので、ぜひお気軽にご希望を谷内さんにご相談くださいね。
ご来店お待ちしております。
◆企画展「谷内亮太 七月のあさつゆ展」
期間 2019年7月3日(水)~7月15日(月)
※7月9日(火)は定休日
場所 シエスタラボ
札幌市中央区南1条西12丁目4-182 ASビル1F
営業時間 11:00~19:00
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