こんにちは。ツケシバアヤコです。

お店の近くの札幌市資料館がこのあたりでは真っ先に桜が咲きます。
先日通りかかるともう満開。
たくさんの人が足を止めて桜を愛でていました。
何度、春を繰り返しても、自然の作り出す景色は本当に美しいですね。

そんな自然の美しい瞬間を細やかな刺繍で洋服にとどめてくれるのが、4/24(水)から5/5(日)まで開催する企画展「muuc-刺繍で描く植物-」の中で、村松啓一さんがデザインされるmuucの刺繍の洋服。

はじめてmuucのワンピースを見た時、植物のことを愛してやまない方が作った服だと感じました。

幼いころから植物図鑑を眺めるのが好きだったという村松さん。
植物のありのままの姿が刺繍として表現されています。

モチーフになったのは、アトリエを構える静岡の原風景の中にある、道端に生えている植物たち。
古い刺繍機械を使い、ふっくらとしたハンド刺繍のような風合いは、職人さんとの素晴らしきコラボレーションで仕上げられています。

身に着けると、刺繍の細やかなふくらみを感じられる幸せな１着です。

刺繍だけではなく、村松さんは日本に伝わる織・染、そして縫製と素晴らしい技術を贅沢に活かした服作りをされています。

ご案内状にも載せたポピーのワンピースの生地は、遠州織の職人さんに特別な加工を施してもらったもの。コットン100％にもかかわらず、洗ってもしわが気にならず、独特のハリ感とやわらかさ、軽さをもつ…気持ちの良い着心地。

「新品のときはもちろん、10年・20年経った時にビンテージとしての美しさを考えている」と話される村松さんのギャザーやタックなど細やかなデザインが加わったmuucの衣服は、クラシカルで美しい。

先日、デザイナーの村松さんが札幌へお越しくださり、一緒にインスタライブを配信しました。服に込めた想い、アーカイブをYouTubeからご覧いただけます。

まるで植物を「コレクション（収集）」するような楽しみさえも感じる刺繍服。

今回の展示では、ニットデザイナーとしても活躍される村松さんの作る夏のニット作品や刺繍日傘などさまざまなアイテムが届きます。着る人の琴線に触れるようなmuucの世界観。ぜひゆっくりとご覧ください。

オンラインショップでも一部作品をご紹介予定です。
またNIZYU KANOのPOP UP SHOPも同時開催いたします。詳しくはこちらからご覧ください。

企画展「muuc -刺繍で描く植物-」
会期：2024年4月24日(水)～5月5日(日)　4/29,30は定休日
場所：Siesta Labo.(札幌市中央区南1条西12丁目4-182)

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