10月のもみじ市の前の日。
曽田さんの工房へお邪魔してきました。
「10時か3時のお茶の時間に、どうぞ。」
それまでのメールのやり取りがとっても気持ちがよくて、
9月にin-kyoさんで少しお話をさせていただいていたのですが、ワクワクしながら伺いました。
元鉄工所を自宅と工房にされている曽田さん。
(こちらのHPではご自宅も詳しく紹介されています)
「鞄ってこういうものよね」そんな既成概念をがらりと打ち砕く、曽田さんの素敵な鞄。
どうして、こういう作品が生まれたのかな?聞きたいことがたくさんあったのに、
入れてくださったお茶を頂いたら、なんだかすーっと力が抜けて、
色々なことを自然にお話を聞けたのです。
高校を卒業後、自分が疑問に思っていたことを「確かめていた」という曽田さん。
たとえば「洋服ってどうやってできるのかな?」という疑問には、綿から育ててみたり。
色々なことを「確かめる」中で、どうしても作れなかったのが靴。
「作っても壊れるんですよねー」と笑う曽田さん。
それを確かめるために、靴づくりの学校へ通い始めたそう。
スターネットでの展示を2週間後に控えていた工房にはたくさんの鞄。
厚さ5mmほどの皮を、網目のように伸ばしたラスカバン。
染色をほどこさないヌメ革は、時間の経過とともに飴色に変化して、
本当にいい色合いへ。
しっかりとした厚さがあるので、何年使っても型崩れせずきちんとした印象。
夏だったらリネン、冬だったらウールの内袋で、季節感を出しながら楽しめるのです。
「北海道に行くのを楽しみにしていますね」、そう見送ってくれた曽田さん。
今回の展示では、作品はもちろん、お時間があえばぜひお会いして、曽田さんの温かでやさしい人柄を感じていただけたらなーと思っています。
「曽田耕 100bags展」は、明日11/28-12/1(11時~19時/最終日は17時まで)の期間で開催します。
11/28の13時~14時、18時~19時は曽田さんも在店してくださっています。
みなさまのご来店、お待ちしております。