6月17日〜22日まで『曽田耕100bags展』を開催します。
シエスタラボで個展をしていただくのは、実に1年半ぶり。
今日は、東京墨田区にある曽田さんの工房を、
スタッフ堺が訪ねさせて頂いた様子をご紹介させて頂きます!!
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昨年9月の『もみじ市』に出展した際に、
東京墨田区にある曽田さんの工房を訪ねました。
「しゅうちゃんいらっしゃい!!」とにこやかな笑顔で出迎えて下さった曽田さん。
あたたかく迎えていただいたことに、とてもうれしさを感じましたが、
わたしは不思議な空間にキョロキョロ。気もそぞろに・・・
鉄工所跡の外観、そして曽田さんの工房の作りに興味津々!!
曽田さんのキャラクター同様、工房もとても個性的でした。
(こちらのサイトで写真とともに工房とご自宅がご紹介されています。)
「見えるところの鉄筋部分はもともとあったけど、
あとは自分でやっていったかな〜」なんておっしゃっていましたが、
とってもスケールが大きい!!
「自分でここまでできてしまうんですか???」と大きな声できいてしまいました。
「ひとりでどんどん作っていくから、
家族もどこになにがあるかわからないかもね!」とのこと。
いろいろなところに、曽田さんが使いやすいように設置された仕事道具たち。
もちろん、しっかりと動きやすいように動線ができています。
ところどころにお子様の作品が飾られていて、心が和みました。
一昨年の個展で人気のあったφ24カゴやラスカバンの制作途中のものがありました。
(左からφ24カゴ ラスカバン)
どうやって作るんだろう…と一瞬考えてしまう曽田さんのバッグ。
作り方をうかがうと、
「ここで水につけて皮を柔らかくして、こっちで形を作って乾燥させて・・・」と
工程を丁寧に説明してくださり、かたくずれのない丈夫なカバンが、
どうやってあのような形になるのか、「なるほど・なるほど!」と納得したのでした。
今回の展示のDM写真は、パッチワークのように作られているPWカバン。
これらは、皮を無駄にしないカバンを作ろう、という考えで生まれたシリーズです。
靴つくりの職人である曽田さんにとっては、
普段の作業(靴づくり)で使い切れない大きさの皮が大量にでてしまうそうで、
それを有効に使い、かつデザイン性を持たせたカバンがこのシリーズなのです。
私も、前回の個展の際にPWカバンを選びました。
パッと見たときはφ24カゴがいいかも♪と思っていたのですが、
いろいろ持ってみるとPWカバンの大きさが、
ぴったりときてこれから先ずっと使っていけるなと思い選びました。
A4サイズも楽々にはいってしまうカバンは、
プライベートはもちろん仕事の時にも大活躍しています。
曽田さんの作品は、スタッフにも愛用者が多く、
ツケシバ(オット)もこのPWカバンの中サイズの愛用者。
ツケシバさんは私以上にフル活用している姿をよく見かけます(笑)。
彩子さんはラスカバンSとSPLTトート、がま口を愛用中です。
(SPLTトート)
SPLTトートは厚い部分の皮からしかできないカバンです。
その皮の真ん中に水平に刃を入れ広げて作るこのカバンは、
刃物研ぎに自信がある曽田さんならではの作品です。
継ぎ目がないのにしっかりマチがある、不思議な作りのカバンです。
https://www.youtube.com/watch?v=h5-pqjQfK2g
SPLTトートの制作過程
工房におじゃまして、印象に残っている言葉があります。
それが 『作意をなくす』 という言葉です。
「無心になることほど難しいことはないけれど、それが作品を作る上で良いのかもね」とおっしゃっていました。
深い・・・だから曽田さんにしかできない形が生まれてくるのですね。
100bags展は曽田さんのアイディアが詰まった個展です。
曽田さんが楽しみながら作ったバッグが並び、
お客様はそのバッグを楽しんで選べる、
そして、その楽しさがお店に充満して、
わたしたちもワクワク楽しんでしまう・・・・
それが100bags展!!!
どんな100bagsが並ぶのかお楽しみに・・・