【暮らしのコラム】ローラが教えてくれること

みなさん、こんばんは。
ウェブショップ担当の工藤です。

早咲きの桜や梅の様子がニュースで伝えられる今日この頃。
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札幌にはまだまだ雪がたっぷりと残り、最低気温も安定してプラスになるのには
あと1か月くらいはかかるでしょうか。そんな長~い冬。
いずれ春が来るとわかっていても、
「も~っう、いいっ!寒さも雪ももう結構です!!」と
何だか拗ねたような投げやりな気持ちになり、日々のあれやこれやが
面倒くさくなってしまう時がひと冬に1,2回あります。
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そんな時、こんな気持ちじゃいかんいかん!と助けを求めるように開く本。
それは「大草原の小さな家」シリーズの「長い冬」。

子供のころ、毎週欠かさず見ていた「大草原の小さな家」ドラマシリーズ。
確か、土曜の夕方6時ぐらいからだったでしょうか。
アメリカ開拓民一家の物語。包容力があり頼れるお父さん、
慈愛に満ち教育熱心なお母さん、そして4人の娘たち。
ちょっとお転婆だけど、家族想いの次女ローラの視点で描かれているドラマです。
オープニング曲や映像が今でもすぐに浮かぶほど、夢中になって見ていました。

当時は幌付きの馬車や藁のベット、お母さんの手作りの服やお菓子、
たき火で過ごす夜などを、いいなぁと憧れを持って眺めていましたが、
大人になって原作を読んでみると、決して楽ではない生活の中でも
日々の営みを大切にするその精神自体が印象に残ります。
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「長い冬」で描かれているのは2日をおかず吹雪が続き、
物資を届ける汽車も動かなくなったある冬のこと。
吹雪で閉じ込められ、食料も燃料も残りわずかになる中、
歌ったり学んだり手仕事をしたり、なるべく毎日を朗らかに過ごそうと
家族で協力・工夫をしながら日々を過ごしていきます。

そして、最後は5か月ぶりにやっと汽車が動き、クリスマスのお祝いをする場面。
お母さんの手料理の数々を囲んで、春が来た喜びを味わうローラと家族。
何度読んでもこちらまでうれしくなる大好きな場面です。
「あぁ、ちゃんと季節はめぐるんだな。腐らず日々を大切にしていけば、
新しい季節の喜びは倍増するんだな」とすごく当たり前のことを再認識させられます。
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この本を読んだ後は、ローラたちが食べそうな(あくまでイメージですが・・)
野菜スープ、グラタン、パンを食卓に並べ、その気になる単純な私。
そして、日々を大切に過ごし、春を楽しみに待とう!と
前向きな気持ちになれるのです。
早く春がこないかなぁ~♪


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