【closet展】使い込む程に豊かな表情になるpaisanoの鞄と革小物

明日からはじまる企画展「closet-お気に入りのある日々-」。
お店の搬入も着々と進んでいます。

昨日のHouttuynia cordataさんに引き続き、
鞄や革小物を作られるpaisano・小河眞平さんのことをご紹介します。

大分・竹田市に工房を構え、
植物タンニンなめし革や、リネンなどを使い、
鞄や財布などの革小物を作られているpaisanoさん。

素材が持つ生命の力をできるだけ永く感じてもらえるよう、
使い込む程に豊かな表情になる素材を使い、
美しいモノづくりをされています。

はじめてお会いしたのは、昨年の今頃、
大阪で開かれたクラフトフェア「灯びとの集い」に行った時の事。
新しい出会いがあれば…と訪れたクラフトフェア。
広い会場の中、心に残ったのがpaisanoさんでした。

柿渋と鉄媒染で染められたリネンは、味わいのあるブラウン。
奄美大島で泥藍染されたものは、深いネイビー。
シンプルなデザインが、どんな装いを受け止めてくれる、
あぁ、ひとつあったら素敵だなぁと思い、
その日は何度もpaisanoさんのブースに足を運んだのです。

展示のお願いを快諾してくださり、
遠く大分からお越しくださるpaisanoさん。
ぜひ美しい世界観をご覧ください。

今回は、革小物も色々並びます。

毛羽立たせるような加工を施し、
独特の風合いをもつイタリアのプエブロという革と使い
仕立てられたお財布たち。

新品の時は少しザラザラしていますが、
時間が経つと革が寝ていき、つやつやになります。
その変化も楽しみのひとつ。

昔からある製法・風琴マチを取り入れることで、
表に縫い目見えない美しい仕立て。
中央にある小銭入れはホックだけで止めてありますが、
折り返した革があるので、出てくることはありません。
開けたときに、中が見渡せるデザインです。

機能性を考えた簡素な佇まい。
使っても見ていても飽きないもの。
必要最小限の仕事をする。
素材にそっと手を添えるくらいがいいと、paisanoさん。

筆入れや、キーホルダー、名刺入れやパスケース。
どれも本当に素敵です。

8日、9日は、paisano・小河さんも在店してくださいます。
どうぞお立ち寄りください。

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11月の企画展「closet -お気に入りのある日々-」

会期:11月8日(水)-11月20日(月)※11月14日は定休日
場所:シエスタラボ(札幌市中央区南1条西12丁目4-182)
作家在店:11/8,9はChappo・須田さん、paisano・小河さんが在店くださいます。

他の作家さんのご紹介や展示風景は、こちらからブログ一覧をご覧いただけます。
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