今年の母の日ギフトには、八王子のムササビ窯で作陶されている小谷田潤さんの器を選びました。
わが家で長年愛用しているこのマグカップ。
ゆったりとした時間を過ごしたいときに珈琲や紅茶を飲むとき、カップボードから手にしたその瞬間から穏やかな気持ちになれるような、あたたかさを感じる器です。
母の日に何を贈ろうかと思い、先日、母に「何か欲しいものある?」と、訊ねてみたところ…
う~ん、欲しいものか、ちょっと待って、との返事から気がつけばもう2週間。
10代で私が札幌に来てからもう26年、遠く離れて暮らしている母は、本当は、モノよりも、息子であるわたしが実家に帰って一緒に過ごす時間の方が、ずっとうれしいのだと知ったのは、この数年のこと。
それならば、実家に帰った時に、一緒にゆっくりお茶をしようと考えて、この器を贈ることにしました。
日々の暮らしに馴染んで、長く使えば使う程、愛おしくなるような美しい手仕事の器。
飲み物の美味しさは、カップの口あたりもとても大切だと思いますが、この陶器のやわらかくあたたかい感触と、ちょうど良い厚みが唇に触れると、なんだか優しい味わいになるような気がするから不思議です。
穏やかな会話を楽しみながら、ゆったりとした時間の流れを大切な人と過ごしたいときには、ぜひ使って欲しいと思います。
そして、手仕事の陶器ならではの楽しみは、ひとつひとつの表情の違い。
カタチ、色合い、手触りは、ひとつとして同じものが無いので、どんな表情の器が届くかも楽しみにしていてくださいね。
ボタニカルリースの石鹸とセットにしたギフトセット入りで、ご用意しております。
お母様との大切なひとときを贈る。
そんな気持ちを込めて大切にお届けさせていただきます。
▼参考