【特集】me time 「自分の<調子>を知る、整える」➀

誰しも環境の変化にさらされたここ2年あまり。
「新しい日常」と呼ばれる日々が当たり前のものになりつつある今。
変化に対応するのに頑張りすぎていませんか?

日々をしなやかに過ごすために、
時には自分を労わる時間、「自分のための自分だけの時間」を
持ちませんか?
このコラムでは、ココロとカラダに効く「me time」のヒントを
探っていきます。

★「me time」とは?
自分を大切にしてあげる自分だけの時間。
本を読んだり、自然に触れたり、音楽を聴いたり・・・、
自分のための自分だけの時間のこと。

「me time」特集の記念すべき第1回目のテーマは、
「自分の<調子>を知る、整える」です。

お話を聞かせていただいたのは、「アガタ薬局」店主の縣(あがた)昌宏さんです。
札幌・狸小路で70年以上、お父様の代からお客様ひとりひとりを大切に、
地域に根差した薬局を営まれています。

実は、直営店Siesta Labo.で不定期販売しているおいしいパン屋さん
「marupan(まるぱん)」を営むご夫婦のお父様でもあります。

薬剤師という立場で日々、お客様の健康相談に応じている
縣さんに「自分の<調子>を知る、整える」ヒントを伺いました。
(聞き手:お店スタッフ山崎、オンラインスタッフ工藤)

ー今日は、よろしくお願いします。
 最初に、縣さんの日々のお仕事について伺いたいと思います。
 まず、薬剤師を選ばれたのはどうしてですか?

もともと家業が「薬局」だったし、
一言でいうと、薬局の「薬の匂い」が大好きだったんです。
今の薬局はしないけどね。
どんな匂いかというと、説明するのは難しいなあ・・・。
今もパン屋さんにいけば、パン屋さんの匂いがするでしょ?
それと同じように、昔は「くすりやさんの匂い」があって、それが好きだったんです。
シエスタさん(直営店Siesta Labo.)も色々な香りが混ざって、
「シエスタさんの香り」がするじゃない。それと同じです。

「薬の匂い」と聞いて、消毒液の匂いを連想したのですが、
どうやら違うよう。
縣さんが好きだった「くすりやさんの匂い」がした時代についても伺いました。

たくさんのお店が立ち並ぶ狸小路

ーアガタ薬局さんのあるこの「狸小路」は、
 今では、観光地のようなイメージがありますが・・・。

狸小路は、札幌市の創立とほぼ同じ150年の歴史のある「商店街」。
家具屋さんもある、果物屋さんもある、金物屋さんもある、
買い物に全道からお客さんが来るようなところだったんだよ。
薬局も昔は「丁目」ごとにあったけど、今は薬局はうちだけ。
海外からのお客さんにお土産として「薬」を売るドラッグストアが増えたね。
飲食店も増えたし、時代に合わせて「狸小路」のイメージも
変わってきたよ。

ーそんな変遷の中で、長く続けてきた秘訣はありますか。

薬剤師になりたての時に、お店に来たお客さんに
「このちり紙とこのちり紙はどう違うんだ?」と聞かれて、
答えられなかったことがあったんです。
そしたら、「なんで自分のとこで扱っているものについて分からないんだ」って怒られたわけ。
その時、「薬剤師の仕事はこれか!」と思ったんだよね。
広~く知識を持っていなきゃいけない。

今は、科学も発達して、すぐ病気が発見されるようになったけど、
昔はいわゆる「不定愁訴」でお医者さんに行っても、
「どこも悪くありませんから、出す薬はありません」で終わってた。
それだと困るでしょ?
そういう人たちが「よろず相談所」のように、薬局に来てたんだよ。
だから薬剤師は何でも知っていなきゃいけなかった。

でも、広く「浅く」知ってても、限界があるわけ。
お医者さんに「~科」があるように、私も何か特化しよう!と考えて、
「フードセラピスト」になったんだよ。

フードセラピストになって、「食べ物で治す」ことを目標に、「減量指導」を始めたわけ。
「太りやすい人は、太りやすい食べ物を、太りやすい食べ方」を
してるから太ってしまう。高血圧や糖尿病の人も同じ。
好きな食べ物をやめなさいと言ってもなかなかやめられないよね。
その人の行動を変えてあげるにはどうすればいいかなと考えながら、
「減量指導」を専門的に5年くらいやったかな。

「病気」っていうのは、「結果」であって、最初のスタートラインが一番大切、
スタートラインを間違っちゃいけない、
そんなところが面白くてこの仕事を続けてるって感じかな。

日々寄せられる「よろず相談」に乗りながら、
より知識を深めよう!とフードセラピストの資格も取った縣さん。
「行動を変えれば全てが変わる」という想いに至ったそう。

フードセラピストになった時は、
テレビやラジオでもレギュラーを持ってたよ。
電話がかかってきて健康相談を受けたり、減量の手助けをしたりね。

そう!実は、メディアへもしばしば登場している縣さん。
中でも、FM78.1ラジオカロスサッポロの「あがたまさひろくすくすり」

(毎週木曜pm4:00~500生放送)は22年続く長寿番組。
そんな百戦錬磨の(?)縣さんにシエスタスタッフの
お悩みを投げかけてみました。

シエスタスタッフのお悩みあれこれ

この内容って今はスマホで調べれば、ばぁーっと「答え」が出てくるよね。
でも「できるか、できないか」「正しいか、正しくないか」を判断するのは大変。

そこをどうやって寄り添ってあげるのか。
病気の人って、「寄り添う」っていうことが大切で、
導かれると反発するじゃない?その寄り添い方が一番難しいと思う。
こういう悩みって薬局に相談してくれればいいのになぁと思うよ。

「導く」のではなく、「寄り添う」気持ちで患者さんと向き合ってきた
縣さん。シエスタのスタッフのお悩みにどのように答えてくれるのでしょうか。
続きは、次回のブログでご紹介します。お楽しみに!

特集 me time 「自分の<調子>を知る、整える」
第1回 「導く」ではなく「寄り添う」
第2回  体からのサインを見逃さない

ON OFFを切り替える化粧水

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