誰しも環境の変化にさらされたここ2年あまり。
「新しい日常」と呼ばれる日々が当たり前のものになりつつある今。
変化に対応するのに頑張りすぎていませんか?
日々をしなやかに過ごすために、
時には自分を労わる時間、「自分のための自分だけの時間」を
持ちませんか?
このコラムでは、ココロとカラダに効く「me time」のヒントを
探っていきます。
「me time」特集の記念すべき第1回目のテーマは「自分の<調子>を知る、整える」。
お話を聞かせていただいたのは、「アガタ薬局」店主の縣(あがた)昌宏さん。
縣さんのお仕事についてお聞きした1回目に続き、今回はシエスタスタッフのお悩みを
聞いてもらいました。
●シエスタスタッフからのお悩み●
冷え性
首の後ろの出っ張った骨の辺りが常に冷えている。
関節が痛む時がある。
寝覚めがすっきりしない。疲れが取れていない感じ。
眠ってから3時間くらいで目が覚めてしまう。
夜中、足がつる。ひどい時は一晩に何度も。
調子が低下してくると、頭が痛くなったり、目に不調が出たりする。
「いい調子」を保つために気を付けるべきポイントは?などなど。
まず言っとくけど、僕は「神様」じゃないから、
この悩みすべてを解決することができないよ(笑)。
分からないこともあるけど、原因を探っていこうか。
まず一つ目の「首の後ろが冷たい」。
最初から難しいお悩みだなぁと思ったよ。
首の後ろっていうのは、頚椎があるからね。そこにヘルニアができてて
血行が悪くなっているのかもしれない、わからないけどね。
「整形外科」に行って診てもらえばいいよ。
まさかの「診察」提案に、びっくり。
ー「病院」ですか!?
そう、私は病院は「検査機関」だと思ってるから。
調べてもらってまず、大丈夫なのか大丈夫じゃないのかの確認をする。
気になるものは調べて、何でもなかったらそれで安心じゃない。
そうすれば次のステップに進めるんだから。
不安な症状があったら、病院へ行って、大きな病気の心配はないかとか
調べてもらった方がいいと思うよ。
治したいの?治したくないの?はっきりしなさいということよ。
患者さん側に治そうという意欲がないと、お医者さんだって治せないし、
私たちも寄り添えない。
本当に心配だったら行動を起こすはずだから、
何もしないってことはそんなに心配じゃないのかなって思っちゃうよ。
忙しい日々の中で、時間を理由にして「不調」をなんとなくごまかしてしまいがちな
私たちには耳の痛い話!「本当に治したいなら行動を」、確かにそうですよね。
薬とかサプリメントもそうだよ。
気になる症状に合ったものがあったら、不調改善の手助けと思って取り入れてみる。
その時、「薬やだなぁ」「頼りたくないなぁ」とかネガティブな気持ちじゃだめ。
飲むなら、「治したいから飲む」。今はちょっと手助けしてもらおうという気持ちでいいじゃない。
薬やサプリメントに「頼る」ではなく、「手助け」してもらう。
病院に行くこと、薬などを飲むことに、どこか罪悪感のようなものを感じてしまう
こころを見透かすような言葉にぎくっ!
その他の冷えとか眠れないとかは、ほとんど自律神経の乱れだね。
交感神経と副交感神経のバランスが乱れちゃってるんだよ。
まず、体を冷やさないこと。温かいものを飲んで胃を温める、体を温める食べ物を摂る。
この時「そればっかり」じゃなくて、バランスよく、ね。
体にいいからって玄米だけとか無農薬のものを、と言っても
それ「だけ」は難しいじゃない?無理せず「意識する」ことが大切。
寝る前は、ゆっくりお風呂で半身浴をして、水道代高いけど(笑)。
で、体が冷える前に寝る。
こういうことを本当はみんなが書いてくれたような症状が出る前に、
心がけておくことが大切なんだよねぇ。
※自律神経とは・・・全身すべての細胞、内臓をつなげている神経系。
身体機能を自動的に制御する役割を担っている。
「交感神経」と「副交感神経」に分かれて役割分担し、体内のバランスを取る調整を行っている。
「交感神経」は主に昼間の活動時に、「副交感神経」は夜のリラックス時に優位になる。
身体を快適に動かすためには、この二つのバランスが取れていることが大切。
「症状が出る前」に!分かってはいるけど、なかなか難しい・・・。
自分の体が今どの状態にあるのか把握しておくことが大事だよ。
みんなの体は今、ここ。冷えとか疲れとかもう症状がでてしまっているからね。
これがもっと進むと本当に「病気」になってしまうわけ。その前に対処しないと。
ー自律神経のバランスを整えるには、どうすればいいですか?
一言でいうと、「ON」「OFF」の切り替え。
交感神経と副交感神経の切り替わりは夕方6時ころから。
色々考えることとかやらなきゃいけないこととかあるかもしれないけど、
ため込まずに、自分でまっさらになるルーティンを工夫して作ることだね。
女の人の方が得意なんじゃない?
よく言うでしょ、女の人は男と違って恋愛を引きずらないって(笑)
それから、女の人には切り替えの大きなチャンスがある。
それはお化粧とかスキンケアをする時。
好きな香りを嗅いだり、肌に触れたりというのはすごくいいこと。
シエスタさんのものなんかも香りが色々あっていいよね。いい気分転換になると思う。
うれしいお言葉!
確かに、鏡の前で自分と向き合い、香りを楽しむ時間は
いい「切り替え」のタイミングになっているかも。
不調を感じる時は、体が自分に対して反応している、
メッセージを出している状態なんじゃないかな。
人間の体には世界の人口よりも多い60兆個の細胞があるわけ。
その一つ一つに役割があって、私たちが思っている以上に
毎日毎日すごいことを頑張ってくれてるんだから、
もっと自分の体を大切に労わってあげなきゃ。
自分に優しくしてあげなきゃね。
不調は毎日頑張ってくれている体からの
「もう、勘弁してくれよ~」というサインだと思って、
こんなに頑張ってくれて「ありがとう」の気持ちで、
自分に優しくしてあげればいいと思うよ。
心とからだどちらも健やかであることを「健康」というけど、
圧倒的に心の方が重要だと思う。
こころを病んでいくと、病気にもなるしね。
「病気」になっても、「病人」にはならないように!
「病気」は誰だって大なり小なりなるものだし、年齢による変化も
当たり前と捉えたほうがいいんじゃない?ちょっと楽しむくらいの気持ちでね。
時に優しく、時にグサッと刺さる言葉で、ユーモアを交えながら
私たちの素朴な質問に答えてくださった縣さん。
また相談に乗ってください!
不調を感じたら、いえ、不調を感じる前に、自分を「良い状態に保つ」すべを見つける。
「いつか」ではなく、不調を脱したいなら、行動を!と縣さんのお話を聞いて感じました。
頑張っている自分を認めて欲しい!と外に向かって意識がいきがちですが、
まずは、日々頑張っている自分の心と体に、「ありがとう」。
今すぐ「me time」「ご自愛」始めましょう♪
次回のブログでは、縣さんのお話からヒントを得た「ご自愛」アイテムをご紹介します!
★特集 me time 「自分の<調子>を知る、整える」
第1回 「導く」ではなく「寄り添う」
第2回 体からのサインを見逃さない
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