直営店で開催中の「muku 秋のはじまりに」も後半がはじまりました。
muku=無垢という響きから、日本のブランドだと想像される方もいらっしゃるのですが、実はリトアニアのブランドなのです。
今日はmukuの作り手のことをご紹介したいと思います。
デザインするのは、ドーヴィレとミンドウガスというよきパートナーでもある二人。
二人にはかわいい女の子がいることもあり、
最初は子供服からブランドがスタートしたmuku。
シエスタラボでの初期の展示の頃は、大人服に並んで、子供服も販売していました。
今思い返しても、とてもかわいい子供服でした!!
今は、大人服を中心でデザインしていますが、全て生地の状態で洗いをかけてから、一枚一枚ハンドカットで裁断し、丁寧に縫製。母親がこどもの服をお手製でつくってあげるような、暖かさあふれるお洋服です。
リトアニアは、国土の1/3は森林で、中世まで、日本と同様に自然崇拝の多神教の国だったそう。
二人は、自然の中にサマーハウスを持っていて、長い休暇はそこで過ごしています。
いつか訪ねたいと願うとても素敵な場所。
コツコツと直しつつ、今の形にしたサマーハウス。
屋根裏を整理する中で見つけたのが、この小屋の前の持ち主の方の古い写真。
こういった昔の人々の服装や、リトアニアの伝統的な民族衣装が、mukuのデザインのアイディアとなっています。
mukuの服はファッションというよりも暮らしの道具だと2人は言いますが、
そういった背景もあるのかもしれません。
例えば、今季の印象的なストライプの生地。
上の写真の女性たちのスカートや、エプロンとあわせて装う民族衣装のスカートに雰囲気を感じつつ、mukuらしいぴりりとした仕上がりに。
小さな襟、前ボタンのシンプルなワンピース。
後姿には、細かなギャザーが寄せられています。
実はこの雰囲気もリトアニアの民族衣装のシャツからインスピレーションを得ているそう。
遠いリトアニアから届くmukuの服。
ぜひこの機会にご覧ください。
「muku 秋のはじまりに」は、9/4まで開催しています。