絵になる。
そんな言葉がしっくりとくる安部太一さんの器。
私自身、とても楽しみにしている展示が、10月21日(水)からシエスタラボではじまります。
はじめて安部さんの作品を知ったのは、2012年、神戸の旅のときでした。
旅先で気になる葉書があると集めるのが好きだった私の目に留まったのは、真っ白な中に、深い青が静かな静寂を感じさせる器の写真。安部太一さんの個展のお知らせの葉書でした。残念ながら、旅程とは合わず、その葉書はコレクションのファイルにそっとしまわれることになったのです。
次に安部さんの作品と再会するのは、キャンドル作家nuriさんの工房へ訪れたとき。
庭で取れたフレッシュなハーブでお茶を入れたよ、と注いでくれたのが安部さんのカップ。なんて素敵な器なんだろう…手に持ったときのしっくりとくる感じ。
ハーブの香りを楽しみながらカップを運ぶと、口当たりのよさもやわらかく、お茶がよりおいしく感じられ、思わずどなたの作品ですか?と聞くと、「安部太一さん」との答え。
いつか安部さんの器が欲しいな…そんな長年の想いが叶ったのは、それから更にしばらくたって参加したもみじ市でのこと。吟味して選んだのは、やはり最初に心に響いた青いお皿とカップ。
我が家ではケーキをいただくときに、使うことが多いのだけれど、目の前の美しい景色に毎回、嬉しくなってします。
そして、昨年、ついに念願かなって鳥取・松江の安部さんのアトリエへ。
夏の終わりの夕暮れ、川沿いにたたずむアトリエは、市中にありながらそこだけ自然が残された不思議な空間で、すぐにあそこだ!と分かった。
静かな語り口、でも作品に対する芯の強さを感じる安部さん。
あまりに憧れの人すぎて、アトリエの写真を収めることができず…でもその分、安部さんとその作品と過ごす、瞬間・空気感に集中できたから、それで良かったのかなと。
少しずつ暮らしの中に加わる安部さんの作品。
もっとも最近、我が家に来たのは陶人形。大切なものを飾っている場所にそっと置いています。
穏やかな表情は祈りをささげたくなるようなやさしさに満ち、クリスチャンだった祖母をなぜか思い出し、じんわりとこみ上げるものがあるのです。
今回の展示では、マットな中に温かみを感じる黒い釉薬の器。使い続けるとアンティークのような風合いになる白。そして、これからの季節にあわせた温かな色の食器を中心に、燭台や陶人形を送ってくださいました。
暮らしの中に、心静かにふるえる作品を。どうぞお立ち寄りください。
【お願い】
展示会初日10月21日のみ、混雑をさけるために整理券をおくばりさせていただきます。詳しくはこちらをご覧ください。
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